先日、お客様からのお問合せで「アバンダンティア神」のコインが有りますか?のメールが立て続きに入って来ました!
小生、初めて聞くローマの神様。早速調べてみたら確かにローマ帝国政の時代のコインの裏面に刻印されたコインが御座いました。
幸運にも直近のオークションに数枚の出品が有り、早速入手致しお客様にご紹介いたしました。
「アバンダンティア神」は『豊穣・幸運の神』としてローマ人には人気の神様である事が判明!
ネットで検索をかけて見るとなんと30,000件ものページが有り、占い・美容・癒しの世界では有名な神様でした。
お守りにして身に付けると、お金が入り、幸運が訪れるとの事!早速小生も1枚個人的にペンダントにして身につけました。
古代ギリシャ・ローマコインの裏面には神話に出てくる神々が常に刻印されていますが、今回は帝国政コインの裏面に出てくる神様・守護神に絞って色々と調べてみました。
現在までに72人の神様がコインの裏面に刻まれているコインを確認致しました!
ローマの神々を歴史的に総括してみました・・・・・
ローマ王政時代の二代目、ヌマ・ポンピリウス王(BC716年 - 673年)。
ヌマ王は主に国内の改革を行い、ロムルスが定めたとされるローマ暦を改めたのもヌマで、農業を推奨し、その他、職業別の組合を作り、宗教改革を行い、神官も決めた。ローマ神話の骨格と、主な神の名が決まったのはヌマ王の時代だったようです。
ローマ人たちは神々に守り神としての役割を求め、多神教であるローマの神々の整理を行い守護神としてそれぞれの階級・職業・物の神として崇めた。
ローマは多神教だったために異教徒や異端と言った考えをしなかった。そのために他者の存在を認めることが出来たのである。
塩野七生さんも対談で曰く、『ローマを一言で表す言葉は(寛容)』ローマ人の物語の根底に流れているのは(寛容)がテーマだったように思われます。
全てを受け入れる姿勢が、偉大なる帝国を生んだと思われるのですが、如何でしょうか・・・・
歴史家ディオニッソスによると、「ローマを強大にした要因は、宗教についての彼らの考え方にあった」としている。
ローマには、それぞれの共同体ごとに、さまざまな神が存在していたようです。
都市には都市の神、軍隊には軍隊の神、居住区には居住区の神、家庭には家庭の神、農業、商業などの各分野にもそれぞれの神がいてその共同体に反映をもたらしてくれると考えられていて、その時代・分野ごとに皇帝が発行するコインにメッセージとして神々を刻んで表した。
シリーズとして、6つのカテゴリーに分けて神々をご紹介していきたいと思っております。
コインペンダント専門店 『World Coin Gallery』
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