本日はカテゴリー【ローマ】の第6回目です。
来る1月26日(土)夜9:00より6Ch,日立グループ提供番組、TBSテレビ【世界ふしぎ発見】1040回、お父さん必見!『ちょいワルおやじの原点はカエサルにあり!?』が放映されます。
その番組中、視聴者参加クイズの景品に「ワールドコインギャラリー」のローマコインペンダントが採用されました!
これをテーマに取り上げ、古代ローマ最大の英雄で、世界史の中でも偉大なる政治家・革命家・指導者・天才ユリウス・カエサル(英語読みはジュリアス・シーザー)を題材して話を進めたいと思います。
ローマをテーマに記す場合、イタリア在住の『塩野 七生』史の著作が中心になるのをお許し願いたい。何故ならば私はその時代に生きた訳でもなく歴史研究者でもない、唯の野次馬でありますので・・・でも色々な文献を読む内になんとなく、イメージが出来上がり楽しくなるのが実際です。
さて、今回の『ちょいワルおやじの原点はカエサルにあり!?』のテーマは人間として魅力あるカエサルをテーマとして構成されるとの事。
ちょいワルおやじカエサルとは・・・・・若き日のカエサルは・・・
① 女たらし・・・贈物攻め、愛人関係の良好関係の維持。ローマの貴族達は、度重なる再婚や養子縁組によって複雑な婚姻関係を持っていた。実際には生涯に4度の結婚。
1) コッスティア・・・婚約破棄(騎士階級の金持ちの娘と婚約していたが、16歳の時にユピテル祭司に任命され、祭司は貴族の娘としか結婚せねばならぬ為、成人式を挙げる前に取消。)
2) コルネリア・・・(執政官キンナの娘)政変により、時の権力者スッラに離婚を命じられたが、この命令を拒否し一時逃亡する。BC69年逝去(同時に娘ユリア(ポンペイウスの妻)も逝去)
3) ポンペイア・・・スッラの孫娘と懐柔策として結婚。浮気を理由に離婚。
4) カルプルニア・・・ルキウス・ピソの娘と結婚。同じ年に娘ユリアとポンペイウスを政略結婚させる。
凱旋式では軍団兵達が「市民たちよ、女房を隠せ。ハゲの女たらしのお出ましだ!」のシュプレヒコールを唱和されたという。
番外編; クレオパトラ・・・世紀の恋?
カエサルが政敵ポンペイウスを追ってエジプトへ来た時にクレオパトラは貢物のじゅうたんに巻かれてカエサルと出会いまもなく愛人関係になり、ふたりの間に息子カエサリオンが生まれた。カエサル帰国後も後を追い、BC46~44年ローマに滞在。
② オシャレ・・・トーガ(ローマ時代の男性公式服)の着付けマントの色、装飾品(ブローチ)、立居振舞い、仕草までも凝った。細身で背が高く、大きな瞳を持っていたが、徐々に頭はハゲ上がる。酒は飲まず、美食家でもなかった。
③ 寛 容・・・彼のポリシー、敵を許す!この精神がローマ帝国を作り、現在のヨーロッパが存在する。この項は又、別途掲載予定。
④ 文章・表現力・・・有名なガリア戦記!ちなみにガリアとは現在のフランス周辺。ラテン語の代表的な名文として高い評価を受ける。簡潔かつ明晰な文章で、ラテン語を学ぶ学生が最初に覚えるフレーズは「ガリアは3つの地域に分けられる」である。
名演説(元老院内、裁判内、民衆に向かっての演説。ギリシャの修辞術を勉強し、弁論の大家キケロも称賛したという)
名言録(1、賽は投げられた! 2、来た、見た、勝った! 3、ブルータス、お前もか?等など)
⑤ 借金王・・・莫大な借金!借りて、借りまくった凄さ、借金の天才!又、貸したクラッススも凄い!(2500万セステルティウス=約30億円)何も女性へのプレゼントばかりに使ったのではなく、選挙資金、公式競技(現代に於けるイベント、剣闘士の試合)、国家事業(アッピア街道修復工事)等、政治活動の為に勝負をかけて巨額な資金を注ぎ込んだ!
ちなみに後日、借金は全て返済した!
次回に続く・・・
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