さて2010年最初のお話は、お目出度く、永久に光り輝く【金・Gold】のお話しをさせて頂きます。金は貴金属の一種で記号はAuです。
ラテン語の「光るもの」 aurum に由来します。
柔らかい金属で最も薄く伸ばすことができます。
1グラムで数平方メートルまで伸ばすことができ、長く伸ばしていくと3000メートルまで伸ばすことが出来ます。
他の金属と溶け合いやすいため、合金が可能です。
金は熱伝導、電気伝導ともに優れた性質を持ち、空気には浸食されません。熱、湿気、酸素、その他の化学的腐食に対して非常に強い特性があります。そのため、貨幣の材料や装飾品として古くから用いられて来ました。
金は紀元前3000年代に使われ始め、人類が装飾用として用いた初めての金属です。
最古の金属貨幣は紀元前7~6世紀にリディアでつくられたエレクトロン貨で、天然の金銀合金に動物や人物が打刻されています。
堅いお話はこれ位にして、皆様、純金の事をなぜ24金(K24)と云うのかご存知ですか?
なぜ「24」という数値なのでしょうか?
金の語源はギリシャ語のkeration(イナゴマメ)だと言われています。重さを表すのに「イナゴマメ何粒分の重さか」で表していたのです。
そのため、金の基準はイナゴマメ24粒になったと言われているのです。
(単位は不明・・・?)
金の純度は24分率で表されます。
その場合、純金は24金、あるいはK24と表すことになります。
金の含有率で数値を変えるので18金は金の含有率が18/24ということになります。
すなわち75%ということですね。
日本では99.99%以上の純度の金を24金(純金)と表示して良いことになっています。
その昔、我が国はヨーロッパにおいて「黄金の国ジパング」と呼ばれました。
そのきっかけになったのが、イタリアの旅行家マルコ・ポーロ(1254~1324)が著したとされる「東方見聞録」でした。
黄金の国ジパング(抜粋)
「この国王の一大宮殿は、それこそ純金ずくめで出来ているのですぞ。我々ヨーロッパ人が家屋や教会堂の屋根を鉛板でふくように、この宮殿の屋根はすべて純金でふかれている。したがって、その値打ちはとても評価できるようなものではない。宮殿内に数ある各部屋の床も、全部が指二本幅の厚さをもつ純金で敷きつめられている。いっさいがすべて黄金造りである。」(Microsoft(R) Encarta(R)より)
と書かれています。
年代から見て平泉・中尊寺の金堂を伝聞したものでしょうか?
金の価格は、公開された市場取引によって決められます。
しかし実際は1919年に始まったロンドンでの値決めによって日に2回、金の価格決定が行われ、4年前は¥1,500/ gであった金の価格は現在では¥3,500/ gと倍以上の高値となっています。
日本の株価はいつ上がるのでしょうか?
Goldコインもそれにつれて高騰中!
特に希少性のある古代コイン(ギリシャ・ローマ)の高騰は凄い状況です!
写真のコインは左からアポロン(太陽神)・ローマ皇帝(ネロ)・ヴァレンティニアヌス1世のコインです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次週もよろしくお願いいたします。
コインペンダント専門店 『World Coin Gallery』
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