今日は少し変わった話題で書かせて頂きます。
皆様ご存知でしょうか? 2010年マンガ大賞『テルマエ・ロマエ』 ヤマザキ・マリ著を・・・・・
帯タイトル 『古代ローマの男、現代日本の風呂へタイムスリップ!!』 そこで目にした日本の風呂文化に驚愕した彼は・・・!?
小生、小さい時からマンガを読んだ事がなく、携帯時代の前にマンガブームの時にもほとんど手にする事がなかったのですが、今、評判のこの本、何やらローマとお風呂に関するマンガとの事で、興味を持ち読んでみました!
確かにマンガ大賞を取るだけの内容でビックリ!時代を感じ、世相を感じ、今の若い人の感性を感じました。
なんでも著者のヤマザキ・マリ氏は1967年(43歳)東京で生まれ、北海道で育ち14歳の時にはドイツとフランスを一人旅、出会ったイタリア人の陶芸家に招かれ、17歳でイタリア・フィレンッエの美術学校へ留学~生活は困窮を極め生活の為にマンガを描き始めたとの事。現在はイタリア人のご主人とポルトガル在住の経歴の持ち主・・・・・・・・
マンガだけではなくイタリアを題材にしたエッセー等も多数執筆されています。
さて本題ですが、今回の単行本には5話の短編が掲載されていて、毎回ローマ風呂事情と現代日本の風呂が紹介されていて、切り口が非常に面白く違和感なく読めたというのが第一印象です。 描かれている絵も素晴らしく古代ローマの雰囲気が捉えられていてサイコーです。一番感心したのはローマを描く前半部分の時代考証が的確で、参りました!の感じです。
時代背景は五賢帝の一人『ハドリアヌス帝』の時代で、主人公は建築設計のルシウス技師。
第一話はローマからタイムスリップして現代日本の銭湯を題材にしたもので登場するのは大浴場に描かれている富士山のペンキ画、衣類籠、扇風機、ポスター、冷たい飲み物。
第二話は露天風呂、第三話は・・・・あまり書くとこれから読まれる方の興奮を取り上げる様で止めておきます・・・・
各章の間に『ローマ&風呂、わが愛』と題するエッセーが挿入されていて小粋です。
第三話のエッセーに『ストリジル』(垢すり具)等が出て来て勉強になりました。
ハドリアヌス帝の愛した『アンティーノ』が出てきたり、ハドリアヌス帝が出てきたり、帝のお抱え建築家アポロドトス技師が出てきたり楽しい話ばかりです。
表紙も、裸のローマ人が風呂桶を抱えた塑像立体像で肩に赤タオル、と何とも粋な表紙です。
なんでも今でもマンガ週刊誌に連載中との事、時々買いたくなりそうです。
未だ見てない方は、本屋さんで立ち読みしないで購入されてじっくり読まれる事をお勧め致します(笑い)ご一読を・・・・・
と云う訳で、今週はマンガのお話でした・・・・・・・・・・・合掌
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