東京・名古屋展に続いて東北・青森県立美術館に於いて「古代ローマ帝国の遺産」展が開催されました。
青森駅からバスで20分、三内地区の高台に超近代的な美術館が、建築家・青木 淳氏の設計により3年前にOPENされました。
すぐ近くに、「三内丸山遺跡」が発掘され縄文時代の住居等が復元され多くの人が訪れる楽しめる場所に有ります。
館内には郷土の作家、棟方 志功、寺山 修司、奈良 美智氏等の作品が展示され、中央ホールには『シャガール』のバレー舞台画が圧倒的な存在感を示しています。そのホールで、三村青森県知事他多くの招待客を交えて、オープニングレセプションが開催されました。
出品数120点を数え、アウグストウス帝の大きな座像が大きな空間に置かれ、特別出展のアレッツオのミネルバ像等が展示されて、古代ローマコインも立派なケースに展示されていました。今回は特別なディスプレイで県内の(株)テクニカル社が今回の展示会用に開発されたガラスケースの上に置かれ、そのまま裏面も同じ位置でみる事が出来る工夫が施されていました。又、今回もポンペイから出土した壁画『庭園風景』が、大きく取り扱われていたのが印象的でした。
小生、帰途に近くに有る『三内丸山遺跡』に立ち寄り見学して参りました。
館内入口に面白い物を発見! 古代から現時代までの、北緯41度に位置する各都市が歴史上見事に並んでいる地図が有りました。
ニューヨーク(20世紀)~マドリッド(16世紀)~ポンペイ(Bc6世紀)~オリンポス山(紀元前)~イスタンブール~北京~青森と各時代をリードした各都市が、一直線に並んで41度付近に存在していた事実!
縄文時代(BC7500~BC300年)に、この青森県に竪穴住居の集落が存在していた事実!『縄文時遊館』と命名され一大パークが・・・
公園全体39ヘクタールの広さに、20棟の竪穴住居が復元され、大型掘立建物があり、ひと時時間を忘れ楽しんで参りました。
この時代にローマはどうだったのでしょうか? 詳しく時代考証がなされていなかったので比較する事は出来ませんでしたが・・・・
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