表面 :オールドインディアン
裏面 :アメリカン・イーグル
材質 : K21.6(900/1000)
サイズ:21.6mm
重量 :8.35g
表面 :オールドインディアン
裏面 :アメリカン・イーグル
材質 :K21.6(900/100)
サイズ :18.0mm
重量 : 4.18g
前回ご紹介した10$金貨とほぼ同じ頃に、2.5$と5$金貨も発行され、デザインが改められて発行された。
デザインを担当したのはこれまた有名な彫刻家、ベラ・ライアン・プラットで特徴のあるコインを生み出した!
浅浮彫り(Bas Relief 又は Low Relief)と云われ、図案部分がコインの表面より浮き上がっているコインで、これまでの全アメリカコインのスタイルとは完全に異なるものであった。
新しい2.5$、5$金貨は図案や銘刻が貨幣平金に彫り込まれ、これを打ち込み(Incuse)彫り、または沈み(Intaglio)彫りといった。
貨幣の平金の縁は盛り上がっておらず、デザイン部分は最も高い所でも貨幣平金の表面より低く彫り込まれているスタイル。
金の摩耗と損失を出来るだけ軽減させる為に、レリーフ部分がコインの表面より低く刻印したもので、通常この工法は【陰刻】と呼ばれています。
デザインは通常【オールドインディアン】と呼ばれているデザインで、表面には羽根のついた頭飾りを付けた、アメリカ・インディアンの無骨な表情の老酋長の頭部像で、その周囲にLIBERTY(自由)と13個の星(イギリス植民地~合衆国の当初の東部の州の数、13州)と下部に発行年を記した。
裏面には、上部にUNITED・STATES・OF・AMERICAを刻印し、アメリカの国鳥であるアメリカン・イーグルが矢を束ね、オリーブの枝を絡ませた上に立っている図(10$と同じ)に二つのモットーを刻印
【E Pluribus Unum(多数から成る一つ)】
【IN GOD WE TRUST(我々は神を信じる)】 下部に額面を刻印。
アメリカコインの特徴として、表面と裏面は正逆で刻印されています。
これは欧米人は物の裏面を見る場合に縦にひっくり返します!
日本人は左右に返し裏を見るのですが・・・・・そんな文化の違いも面白いものです。
このインディアンコインを時々時間のある時に、手の平に乗せて眺める時があります。重厚な味のあるコインに魅せられて時が経つのを忘れ、このコインがたどってきた旅はどんな旅をしてきたのだろうか? 考えているとアメリカ西部の風景がオーバーラップしてきて、子供の頃よく見た西部劇の映画が浮かんできたりします。
皆様も一度、手に乗せてじっくり味わってみてはいかがでしょう・・・・
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