本日(7/8)のあさいち(NHK)で金相場の高騰が取り上げられていたように、宝飾品・コインの価格が高騰しています。
プラチナの市況は、直近では1グラム=約¥5,000円と、年平均で過去最高高値だった2008年の¥5,409に迫っている。
結婚指の定番商品として、東京・銀座の『GINZA TANAKA』で売られている標準的なプラチナ結婚指輪は、05年5月の2倍に当たる5万円に急騰している。
価格の上昇は『中国など新興国の需要増が一因』(業界関係者)だ。自動車の排気ガスを浄化する触媒や、液晶テレビの透明度を保つ部材としての産業用需要の増加が目立つ。 さらに、宝飾品としての人気も価格上昇に拍車をかけている。
特に中国では花嫁衣装の主流が伝統的な赤いチャイナドレスから欧米や日本で定番の白いウエディングドレスに移りつつあり、衣装に似合うプラチナの指輪を選ぶ花嫁が急増。09年の中国プラチナの需要は1998年の約3倍に当たる約63トンに増え、世界のプラチナ需要の3分の1を占める。
このうち宝飾用は54トンと約9割に達する勢い。
一方、日本ではプラチナより2~4割ほど安いホワイトゴールド(K18WG)に売れ筋が移り、結婚指輪のほかはプラチナ製品を置かない宝飾店も増えている。
バブル期の90年代前半は、日本のプラチナ需要は世界の宝飾用プラチナ需要の8割を占めたが、現在はピーク時の2割程度に過ぎず、長引くデフレの影響もうかがえる。 (2010,6,22 読売新聞)プラチナ価格の推移は、2002年1月2088円、03年1月2590円、04年1月3121円、06年1月4082円、08年1月5818円、09年1月3005円、10年1月3477円、7/9日現在4648円です。
又、金相場では大手貴金属商の田中貴金属の買い取り事業では1年間の買い取り件数は4万517件、買い取り量は金が2.9トン、プラチナが0.3トン、銀が1.3トン月別では09年11月が372.9Kg、金相場が急騰した月である。
バブル期に販売された宝飾品が今、貴金属高騰でリサイクル市場に還元されて、地金となり海外へ輸出されている時代です。
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