真理の神々
1) アエキタス (Aequitas)
「公平」を擬人化した女神。豊穣の角, balance-scales, 王笏。
アレクサンデル・セウェルス、ピリップス・アラブス、ウィクトリヌス、カリヌス、トラヤヌス、ゴルディアヌスⅢ世、ウァレリアヌス、クィエトゥス
2) コンコルディア (Concordia)
コンコルディア(ラテン語: Concordia)は古代ローマの協調、相互理解、婚姻の調和の女神である。ギリシア神話のハルモニアーに対応しており、ハルモニアー崇拝とディスコルディア崇拝の一部ではコンコルディアをアネリス (Aneris) と同一視する。
コンコルディアは長い外套をまとって座り、パテラ(献酒杯)、コルヌー・コピアイ(豊穣の象徴)、カードゥケウス(平和の象徴)などを持っている姿で描かれる。
マルクス・アウレリウス,ルキッラ
3) フィデース (Fides)
「信頼」を擬人化した女神。Standards
アレクサンデル・セウェルス帝、マキシミウスⅠ世帝、ゴルディアヌスⅢ世帝、ピリップス・アラブス帝、プロブス帝、などのコインに登場している。
4) ユーピテル (Jupiter)
ローマの最高神 光と空の神であり雷光を司る。稲妻、笏、鷲、小さいヴィクトリー、球体が特徴。
ユ ーピテル(ラテン語: Juppiter, Jupiter, 英語: Jupiter, Jove)はローマ神話の主神として扱われ、古代ローマではローマ市の中心にユーピテル神殿が建立されて永くローマの守護神として崇められた。
アポロ、ヤヌス、ローマ、セプテミウス・セウェルス帝、プロブス帝、リキニウス帝、ネロ帝、カラカラ帝、ゴルディアヌスⅢ帝のコインの裏面を飾る。
5) ユースティティア (Justitia)
「正義」を擬人化した女神。オリーブの枝、笏、皿飾りが特徴。
ユースティティア (JūstitiaあるいはIūstitia)とは、ローマ神話に登場する女神。
名前はラテン語で「正義」を意味し、英語形ジャスティス (Lady Justice)でも知られる。正義の女神であることから、裁判所などでは、天秤と剣を手にし、目隠しをしたユースティティア(あるいはテミス)の像 (Statue of Lady Justice または Statue of Jusctice) を飾る習慣がある。
ハドリアヌス帝などのコインに数多く刻印されている。
6) リーベラーリタース (Liberalitas)
アントニウス・ピウス帝、コモドゥス帝、ゴルディアヌスⅢ世帝、ピリップス・アラブス帝、ヘリオガバルス帝のコインに刻印。
7) リーベルタース (Libertas)
自由の女神。笏、フェルトの頭巾が特徴。
個人的自由、奴隷ではない自由市民の自由の擬人化神で、帝政時代には政治的自由の女神となった。
ヘリオガバルス帝、ゴルディアヌスⅢ世帝、ヴィテリウス皇帝のコインに登場する。
8) ソール (Sol)
ソール(Sōl)は、ローマ神話の太陽神である。長母音を省略してソルとも表記される。後にギリシア神話のヘーリオスと同一視される。
帝政ローマの時代、エラガバルス帝が東洋の太陽崇拝を取り入れ、アウレリアーヌス帝以後、ほとんど主神の様に厚く信仰された。
カラカラ帝、アレクサンデル・セウェルス帝、コンスタンティヌスⅠ世帝、マキシミウスⅡ世帝、等多くの皇帝の裏面に刻印されています。
9) スペース (Spes)
クラウディウス帝、アレクサンデル・セウェルス帝、マルクス・アウレリウス帝、のコインが有る。
ローマコインの神々シリーズ
・真理の神々(本ページ)
コインペンダント専門店 『World Coin Gallery』
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