今回で、連載三回目を迎えます『ビザンチン帝国の歴史』。
ビザンチン帝国は1000年近く存続した国ですが、今回はその系譜について書いていきたいと思います。
ビザンチン帝国の系譜
先代の皇帝ゼノンが後継者を指名せずに死亡したため、ゼノンの皇后アリアドネが当時の枢密院警護長であったアナスタシウス1世と結婚し、皇帝となった。
彼は優れた経済政策を採用し、財政を再建させるなど、その治世に大きな功績を残した。彼の改革は、その後の東ローマ帝国が領土を回復させる原動力になったといわれている。
熱心なキリスト教徒であったことでも知られている。
518年~ ユスティヌス1世
ユスティヌス1世は、貧農の出身であったが、親衛隊に入隊し、その後将軍となって皇帝にまで上り詰めた人物である。
彼の時代には、大地震が起きたり、サザン朝ペルシアの攻撃にあったりと、治世には難を極めた。
彼は、読み書きなどができなかったため、養子であるユスティニアヌスの助力を得ていた。また実権を握っていたのもユスティニアヌスであったと考えられている。
565年~ ユスティヌス2世
578年~ ティベリウス2世
582年~ マウリキウス・ティベリウス
602年~ フォーカス
ヘラクレイオス朝
610年~ ヘラクレイオス
ヘラクレイオスの名は、ギリシャ神話の神ヘラクレスにちなんだものである。サザン朝ペルシアとの6年にもわたる戦いに勝利し奪われた領土を回復したが、その後のイスラムとの戦いで再び奪われてしまった。
彼の治世では、公用語がラテン語からギリシャ語へと移り変わり、軍事権と行政権が一体化したテマ制を始めるなど、「キリスト教化されたギリシャ人のローマ帝国」をつくり出した。
641年~ ヘラクレオナス・コンスタンティヌス
641年~ コンスタンス2世
668年~ コンスタンティヌス4世
685年~ ユスティニアヌス2世
695年~ レオンティウス
698年~ ティベリウス3世
705年~ ユスティニアヌス2世
706年~ ティベリウス4世
711年~ フィリツピクス
713年~ アナスタシウス2世
715年~ テオドシウス3世
イサウリア朝
717年~ レオ3世
741年~ コンスタンティヌス5世
775年~ レオ4世
780年~ コンスタンティヌス6世
797年~ イレーネ
802年~ ニケフォルス1世
811年~ スタウラキウス
811年~ ミカエル1世
813年~ レオ5世
アモリア朝
820年~ ミカエル2世
829年~ テオフィルス
842年~ ミカエル3世
マケドニア朝
867年~ バシレイオス1世
バシレイオス1世に始まるマケドニア朝は、東ローマ帝国の最盛期をもたらした。
彼は、コンスタンティノープルなどで数多くの建築物を造営・修復したことでも知られている。
912年~ アレクサンデルス
913年~ コンスタンティヌス7世
920年~ ロマヌス1世
959年~ ロマヌス2世
963年~ ニケフォルス2世
969年~ ヨハンネス1世
976年~ バシレイオス2世
1025年~ コンスタンティヌス8世
1028年~ ゾエ(共治)
1028年~ ロマヌス3世
1034年~ ミカエル4世
1041年~ ミカエル5世
1042年・1055年~ テオドラ
1042年~1055年 コンスタンティヌス9世
1056年~ ミカエル6世
1057年~ イサキオス1世
1059年~ コンスタンティヌス10世
1067年~ ロマヌス4世
1071年~ ミカエル7世
1078年~ ニケフォルス3世
コムネノス朝
1081年~ アレクシウス1世
1118年~ ヨハンネス2世
1143年~ マヌエル1世
1180年~ アレクシウス2世
1183年~ アンドロニクス1世
アンゲロス朝
1185年~ イサキオス2世
1195年~ アレクシウス3世
1203年~ イサキオス2世、アレクシウス4世
1204年~ アレクシウス5世
ニカイア帝国
1208年~ テオドロス1世
1222年~ ヨハンネス3世
1254年~ テオドロス2世
1258年~ ヨハンネス4世
パレオロゴス朝 1259年~1453年
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