今週からお送りいたしますのは、「ビザンチン帝国の歴史」・・・
古代ギリシャ、共和政ローマ、帝政ローマと時代が流れていき、その後ローマ帝国の東方領にビザンチン帝国が建国されました。
この国は1000年もの間存続し続け、歴史に大きな影響を与えていると共に、コインに関しても、その歴史の長さにおおじた多種多様なものを鋳造または製造しています。
ビザンチン帝国の概観
ビザンチン帝国は、コンスタンティヌス大帝によるコンスタンティノープル開都(230年5月)に始まり、オスマン=トルコのスルタン・メフト2世の攻撃に敗れ(1453年5月29日)、トルコ領となるまでの約1000年の間のローマ帝国東方領を指します。
従って、東ローマ帝国とも呼ばれます。首都コンスタンティノープルの前身がギリシャ植民地ビュザンティオンと称したところから別名ビザンツ帝国と呼ばれることが多くなっています。
この帝国は政治・社会・経済制度はローマ帝政末期のそれを継承し、文化的にはギリシャ・ヘレニズムを、宗教的にはキリスト教を国教として出発しました。
帝国の皇帝はローマ皇帝を名乗り、ビザンツの人々もローマ市民の末裔をもって任じていました。
ビザンツ帝国の開始は、現在次の3区分に分けられています。
初期(330~610年)
中期(611~1025年)
後期(1026~1204年)
ビザンツ帝国が1000年も存続したのは、ヨーロッパの東方に比べて民族大移動の波をかぶらなかったからという理由がとても大きく、政治・宗教・文化・民族上で西欧とは違った発展をとげることになりました。
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