こんにちは。
毎日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先月、6月24日は東京・大手町のよみうり大手町ホールで「TOKYO GOLD FESTIVAL - ゴールドフェスタ2017」が開催されました。
ワールドコインギャラリーも金に関する展示ブースとして出展させていただきました。本日はその時の模様を少しだけご紹介させていただきます。
全体の詳細は以下のページからもご覧いただけます。
ワールドコインギャラリーのブースでは古代ギリシャ・ローマ時代~現代の金貨、ゴールドコインジュエリーなどをショーケースに並べ、ライトアップしてお客様から見えやすいように展示しました。
特に目玉は、約2300年前に造られた古代エジプトのオクタドラクマ(=8ドラクマ)金貨。プトレマイオス朝の女王アルシノエ2世が表現された、古代の大型金貨です。2300年近い時が経過しているにもかかわらず、当時のままの輝きが残されているのは、「金」という素材の特質を感じさせます。
【プトレマイオス朝エジプト オクタドラクマ金貨 BC285-BC246 アルシノエ2世】
もう一点はポルトガルの植民地だったブラジルで造られた大型の20,000レイス金貨。1725年に発行された特大金貨で、当時のブラジルで産出した金で造られました。
直径38mm、重さ53.35gの重量感あふれる金貨。打ち出しの美しさもすばらしいコインです。当時のポルトガル王に献上されるために造られたとみられます。
その他、沢山の貴重な金貨、美しいゴールドコインを並べて準備いたしました。
お昼12時の一般開場前には、トークセッションにゲスト出演するパックンマックンのお二人が展示会場を見学され、ワールドコインギャラリーのブースにも立ち寄っていただけました。沢山のコインがある中で、やはり特に目を惹いたのは古代エジプトのオクタドラクマ金貨だったようです。
2000年以上前の人々が手にしていた金貨がとても美しい状態で現存していることに、とても感激して頂けました。普通であったら博物館のケースの中に入っているようなものを、直に触れられるということは稀なことだと思います。
12時に開場すると沢山のお客様が入場され、各社ブースや大ホールの講演会に向かわれます。パックンマックンのトークセッション「なるほど!ザ・ゴールド」はとても面白く、地金相場や金投資に関心がない方でも、聞いていて楽しいものだったと思います。
また2020年東京オリンピックに絡めて「金メダル」の話題や、金色つながりで「ビール」にスポットを当てた講演もあり、多様な切り口で興味深いトークイベントが多かったです。
また出展企業ブースでも金製品や金細工、金投資から、山梨県の「甲州金」を紹介する博物館や、オリジナルメダルを彫刻・製造する会社など、様々なブースがあり見飽きることがありませんでした。
ワールドコインギャラリーのブースにお立ち寄りいただいたお客様も、コインの価値や投資についてだけでなく、「大昔の貴重なコインを見たい」「古代のコインについて知りたい」という方もいらっしゃいました。説明させていただいた皆様はとても熱心に耳を傾けられ、興味を持っていただけたことが分かりました。
また、「2000年以上前のコインを買える」ということを初めて知り、驚いた方も多かったようです。確かに、コインを収集している方からすれば見慣れているかもしれませんが、コインを収集していない方からすると、古代ギリシャ・ローマ時代のコインを購入・所有できること自体、大変稀なことに思えるのかもしれません。普通は博物館のケースに入っていると思われるものを、直に触れる機会はまず無いでしょう。
今回の出展で一人でも多くの方にコインの魅力を知っていただき、古代ギリシャ・ローマコインのファンが増えれば何よりです。沢山の方に良い反響をいただき、大変嬉しく思います。
ご来場いただいた方々、ご協力いただいた方々に改めまして、篤く御礼申し上げます。
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