ローマ帝国政のコインは全てその時代の皇帝の顔が刻まれて発行されたその中でも以外なのはマルクス・アウレリウス帝が好きだ!という方がなんと多い事か、ビックリです!
アメリカでは、『ネロ帝』等の人気が高く、日本では『アウレリウス帝』と国民性の違いなのでしょうか?
マルクス・アウレリウスはローマ帝国史上、五賢帝の最後の皇帝で哲学皇帝といわれ『自省録』の著作を残した名帝です。
ローマ史上初めて兄弟で共冶帝(2皇帝)制度を導入した(この行為は彼の優しさと義理硬さであったが、のちに分割当時を生む原因となった)。
不幸にも此の頃からブリタニア・ゲルマニア・パルティアとの関係が悪化し、生涯のほとんどを軍事行動に明け暮れ、深い反省から神を敬愛し、コインに、自信の肖像と共に裏面に神々を刻んだ。
NO 2の売れ筋コインは、ローマ皇帝で初めてあご髭を生やしたローマ皇帝『ハドリアヌス帝』のコインです。
コインのデザインもいかにもローマ皇帝らしい姿・顔が写されていて、ひと目でローマ帝国を感じるコインが多い事も人気の一つではないでしょうか。
ハドリアヌス帝は『戦争よりも文化と芸術を好む人物』だったと過去の歴史家も記している。前帝の『トライヤヌス帝』がローマ領土を最大に広げた後に即位したハドリアヌス帝は、内政に力を入れ国境を守り帝国を安定させた。歴代皇帝のだれよりも各地を回り、12年間の間に3回の属州視察をして生涯旅をした皇帝と言われている。
又、ハドリアヌスは生前に幾多の建造物を築いた、ハドリアヌスの長城、ローマのパンティオン、アテネ市内の修復、ローマ近郊に別荘ウィラ・ハドリアヌス邸等、数多くの物を残している。
これも人気のある要因の一つでは・・・・
なんと云ってもローマ帝国は、オクタヴィアヌス=アウグストゥスが、カエサルの意思を継ぎ築き上げた帝国で,偉大な皇帝アウグストゥス!人気もある皇帝ですが、流通するコインは量的・種類的には多いが、価格的には需要と供給のバランスで高めとなり、3位に甘んじております。
カエサル暗殺から15年後、アウグストゥスは、兵士には恩賞で、民衆には安い穀物で、そして全ての人には平和という『パクス・ロマーナ』を作り上げた。
皇帝イコール元老院の筆頭で、ローマ市民の第一人者であり、軍隊の総指揮官という共和政の意識でスタートして『権威』なるものを高めて『アウグストゥス(尊厳者)』の名を送られた。41年に及ぶ治世でその後に繋がる帝国の基礎を全て構築したと言っても間違いではない。
次回は古代ギリシャコインの人気ランキングを掲載いたします。
コインペンダント専門店 『World Coin Gallery』
コメント