コイン買取りと、その価値のお話。

本日は当店に毎日のようにお電話を頂く、コイン買取りとその価値についてお話致します。

ここ数年、上の写真のように街頭に良く見かける『地金高価にて買い取ります！』の看板・広告が目立ちますが、当店にも毎日２～３件はお問合せが入ります。

当店では一切買取りは致して居りませんので丁寧にお断り申し上げ、ご指導させて頂いております。

１番多いのが、日本国のコインで『天皇陛下記念コイン』『オリンピック記念コイン』等ですが、日本のコインは発行枚数が多くほとんどプレミアムは付いておりません！

 

又、国内の法律（貨幣損傷等取締法）でコインを潰して地金にして換金等しますと罪になり、重罪が待っております！

国内にあるコイン商の方々もこの種類のコインは未使用貨（ビニール又はケースで保護）でも３～５％のプレミアムしか付けてくれませんし買取りもしておりません。

確かに今、地金相場が１０年前に比べると約４倍近く上がっており歴史的な高値となっておりますが、例えば５千円銀貨はシルバー１５.０ｇで地金換算しますと８００円弱、１万円金貨は１５．６ｇで￥５４，６００にしかなりません。

従って換金したいのであれば銀行へ行くしかないのが現状です。

 

又、外国コインの記念金貨も大体同じで常に地金相場に連動して価格は動いております。

外国の金貨もここ５０年位前から記念コインが数多く発行されてきました。

金産出国（カナダ・南ア・オーストラリア）の地金型金（ブリオン金貨）は無制限な発行枚数で何年経過していようが、金の相場価格に連動して売買されています。

 

 

又、外国コインの記念金貨（建国ＸＸ年記念、生誕ＸＸ年記念貨等）も大体同じで常に地金相場に連動して価格は動いております。

後進国（ジャマイカ・ハイチ等中南米諸国、モンゴル、アフリカ諸国）、観光国（ツバル・クック島政府・マン島政府）等が発行した記念金貨は、鋳造業者が仕掛け、国の承認を出すことにより利益を生み出す仕組で次々に発行されました。

一部の特殊なコインを除いてここ５０年のコインはほとんどプレミアムが付いていないのが現状です。

時折出る『なんでも鑑定団』の様なラッキー商品はコインには無いと思って間違い御座いません。

又、コインを使用してあるコインジュエリー・アクセサリーペンダントになった商品は、その時点で地金換算とお考え頂くと良いと思います。

 

唯、思い出・メモリーはお金では換算出来ないものではないでしょうか？

コインを生かすためには現代風にリフォームをしてご使用になればいつまでもその価値は変わらないのではないでしょうか・・・・・・・・・・

 

コインペンダント専門店 『World Coin Gallery』